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最近自転車関連のニュースで、新しく出た「サーディン」と言う携帯工具が素晴らしいとのレビューを散見したが、それを見た感想を一言で言うと、

で?

で終わりです(笑)参考までに色々とその工具について調べてみたけれど、皆がもてはやすほどの目新しさは無いかなと思う。

正直に言って、自転車の携帯工具って「使えれば何でも良い」と私は思っている。

もちろん軽いに越したことは無いし、使い勝手が良い方が良いに決まってる。

しかし、冷静になって考えてみると、あくまでも携帯工具はトラブルが起きた場合に、それを乗り越えてとりあえず問題を解決出来れば良いわけです。

若しくは、ライド中にポジションを少し変更するのに使うくらいです。

私自身、自転車に関わり初めて20年以上経ち、通勤含めて総ライド距離は一万kmは超えているかと思う。しかし、その中で携帯用工具が出先で必要になった場面は記憶に無いほど少ない。

思うに、経験上、ライド前にしっかりと点検整備しておけば、余程の事がない限りトラブルなんてほとんどありません。

問題が起きるとしたら、「運悪く事故に遭った」とか、「整備不良が原因である事」がほとんど。
その際に携帯用工具を少し使うくらいでしょう。

そもそも大きなトラブルは、そもそも携帯用工具でカバーできないですし、あくまでも緊急時、微調整時に使えればそれで良い訳です。

冷静に考えてみよう
自転車関連のニュースを見て、これは凄い!新しい!画期的だ!と思う前に、冷静になろう。

その商品、本当に革新的ですか?

頭の良い方なら分かりますが、実際にはそうそう目新しい物なんて最近目にしません。

より軽量になったとか、形が変わったとか、正直どうでも良い事だと思いますよ。だってそれでライドの質が大幅に変わる事なんて無いからです。

近年では画期的な事と言えばスラムのフロントシングルくらいではないですかね。あれは、今流行りの「何でもかんでも増やす」思想ではなく、逆の発想で減らしてシンプルにしてきましたからね。

その恩恵は結構多大だと思います。シンプルな方がメンテナンスしやすいし、故障も少なく耐久性も高いですからね。

自転車好きは単純
別に差別しているわけではないですが、自転車好きの方って、単純な思考の方が多いのかもしれません。

目新しい物が出る度、宣伝したりしてますが、本当にそれが素晴らしい物なのか、再考する余地はあるかと思います。

誤解の無いように言っておきますが、新商品がダメと言っているわけではありません。もちろん進化している物は歓迎すべきですし、新しくなるのは良い事です。

ただ、何でもかんでも新しいからと言う理由で飛びつく方は、要注意だと思います。思いっきりメーカーの思う壺です。搾取されてますよ。

え?じゃあお前は新しい物は試さないと言うのかい?と言う質問が飛んできそうですが…

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以上!(笑)






こんにちは。今日は自転車量販店向けの方の記事です。

この時期1番忙しい訳ですが、それこそ1日数十台と入荷してくる店も多い事かと思います。

店頭に並べるべく組み立てをする訳ですが、その際に効率良く作業を進めるにはどうするかは、どのショップにとってみても重要な課題だと思います。

そこで本日は、そんな悩みを解決するための方法を伝授します。当記事を読んで少しでも仕事の効率化に取り組んでいただければ幸いです。

作業効率を格段に向上させる道具を紹介!
今回紹介するのは、組み立ての効率を劇的に上げる道具です。シンプルな物ですが、その効果は抜群です。是非真似して下さい。

早速その道具を紹介します。それはこちら!

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道具差しです!建設現場や職人が使うイメージですが、使ってみるとその便利さに驚きます。

自転車を数十台と組み立てる日は、いちいち工具を探していては、その作業効率は低下します。そこでこいつの出番です!

以下より私の工具の差し方を紹介します。参考にしていただき、自分なりのパターンを編み出す参考にして下さい。

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まずは全体像から。こんな感じで私は運用しています。ひとつずつ紹介していきます。

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まずは左右。2番のドライバーと10mmのボックスドライバーを入れています。2番のドライバーはかなり出番が多いですね。私は右利きですが、写真の方にドライバーをさしています。

10mmのボックスドライバーは、リアブレーキ周りやチェーン引きに多用します。

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ドライバーの下にはこちらをさしています。これは過去の私のYouTubeチャンネルでも紹介した、秀逸国産工具、相場産業の「RUNWELL(ランウェル)」の六角レンチ。

5ミリと6ミリのセットになっており、主に6ミリの方を使用。6ミリはステムとハンドルのネジ締めに大活躍。

このレンチは見た目も非常に美しいですが、手へのフィット感も抜群で、かなりトルクをかけられます。超オススメの逸品工具です(^^)

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反対側には3ミリの六角レンチを。これはドイツのWIHA(ヴィーハ)と言うメーカーのグリップタイプの六角レンチ。

3ミリはシマノのレボシフトのレバーに使用。シティ車の場合、殆どがグリップタイプのレボシフトになっており、そのネジが3ミリなのでそこに使用します。

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中央1番下には3サイズ兼用のボックスレンチ。10mmをブレーキ関連の調整に使います。9ミリも意外と出番がありまして、シマノのターニーグレードのシフトワイヤーを留めるネジがなぜか9ミリなので、そこにたまに使います(^^)

ちなみに、これはたまたま家にあった工具を突っ込んでるだけなのですが、少し長めなので、もう少しコンパクトな、パークツールの「ST-3」などでも良いかなと思います(^^)

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中央2段目には8x10のスパナと同サイズのラチェットメガネ。自転車組み立てにはとかく8ミリと10ミリの出番が多く、非常に役立ちます。

こちらも過去の私のYouTubeチャンネルで紹介した工具ですが、SIGNET(シグネット)のメガネラチェットはめちゃくちゃ便利です。しかもかなりタフで、私もかれこれ15年以上使っていますが、全く壊れません(笑)

ギアもめちゃくちゃ細かく、おまけに本締めしても問題無し。1番オススメの工具です。

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ここで注意点ですが、2段目は下側が空いているので、力強く上記の工具を押し込むと落ちてしまう可能性があります。

ただし、かなり空き口は小さいので力強く押し込まなければ大丈夫です(^^)私も実用上落ちた事はありません。

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1番上には5ミリの六角レンチと10x8のメガネを。5ミリのレンチはボールポイント側をVブレーキシューの調整等に使います。また、アヘッドステムやメーカー車のブレーキレバーの角度調整に使用。


メガネはこれもブレーキレバーのネジ調整に多用します。補足ですがこのメガネは100均です(笑)ダイソーで買ってみたんですが、どこまで使えるのか検証してみようと思い購入しました(笑)

今のところこのメガネ、普通に使えているのが凄い(笑)使い込んでみてまたレビューします(^^)

※後日談。やはりダイソー製はクソでした!(笑)(笑)メッキや精度がゴミすぎて使い物になりません!買わないように(笑)(私もネタで買っただけです)

一番のオススメは今の所「TONE」のM75-0810です!間違い無くこれを買うべき。理由は…パナのリング錠のネジをこれで締めてみれば分かります!(笑)このメガネの薄さ、完璧(笑)

最後にもう一度全体像を ↓

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さて、ここまでご覧いただきありがとうございました。最後に絶対オススメのRUNWELL(ランウェル)の六角レンチのディティールを紹介して終わります。

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美しすぎますね(^^)オマケに先端が消耗しても、取り替え可能なところがまた素晴らしい!

本日紹介した例はあくまでも私の使用セットですので、是非工具差しを使って自分なりのセットを作ってみて下さいね!(^^)私的にはここに4ミリの六角レンチも足したいなぁと思っています。

工具差しを使うか使わないかで、作業効率か劇的に変わります。是非量販店では制服と一緒に支給すべきだと思います。







前回の続きです。

今回は、これもマニアックな工具、HOZANの「C-135」を紹介します(^^)

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これはナアニ?って方に説明しますが、これは一般車用のチェーンケース用のロックリング回しです。

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チェーンケース用のロックリング?何それ美味しいの?(笑)って方のために説明しておきますが、下記の写真のパーツです。

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このBBの周りのチェーンケースを留めている物が「ロックリング」です。

今回はこのチェーンケース用のロックリング回しのお話をします。あまりこの工具の詳細がWEBで出回ってないため、今回は保存版と言う事で、かなり詳しく見ていきますので、何かの参考になれば。

マニュアルを確認
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さて、この工具なんですが、マニュアルによると、3溝、4溝のタイプのロックリングが回せるそうです。さらにロックリングの外径は45.7ミリに対応しているそうな。

実は今回この工具でとある検証をしてみたく、購入に至りました。その検証内容とは、

「チェーンケース以外のロックリングも回せるのか?」


と言う事です。実は自身のYouTubeチャンネルで、コメントを頂いたのですが、一般車のロックリングを安全に回す工具が無いの?と言う質問がありました。

フックレンチは危険
この工具の話をする前に、少し押さえておいて欲しいポイントの話を先にします。

かなりマニアックな話になるのですが、一般車のBBのオーバーホールや交換をする際、ロックリングを外す作業がありますが、このロックリングを回すのに、通常は「フックレンチ」を使います。

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枠内の2本の工具がそうです。どのように使うのかと言うと…

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(HOZAN ホームページより引用)

このように、リングの溝に引っ掛けて回します。しかしこの作業ですが、経験者なら分かると思いますが、中々回らない時は結構なトルクが必要で、なおかつ溝からレンチが外れて怪我をする事もしばしばあるのです。

さらに、溝の位置によっては、フックレンチの角度がイマイチになってしまい、力をかけづらくなるのです…(^◇^;)

先述したYouTubeでのコメントの件でも、「もっと安全に確実に回せる工具はありませんか?」尋ねられましたので、とりあえず私はコレを推しました。

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(HOZANより引用)

HOZANの「C-203、両口ヘッド回し」です。これなら中々のトルクもかけられつつ、両側で挟み込むので、比較的フックレンチよりは安全です。ただし、作業自体はロックリングを縦方向に回すので、作業導線はフックレンチとほぼ同じ軌道を描きます。

もっと安全に確実に回せる工具は無いかなぁと思っていた矢先、あ!そうだ。あの工具が使えそうだ!と思い立ち、「C-135」の購入に至りました。

しかし、実は購入前にHOZANのホームページで確認したところ、「チェーンケース以外のロックリングは回せません。」と書いてあった。

本当にそうなの?チェーンケースのロックリングもBBのロックリングも同じに見えるんだが…

そう思って、念のため私は双方のロックリングを重ねてみました。

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同じじゃね?(゚∀゚)


メーカーサイトには、適合しないと書いていたが、どうみても一緒である。そこで実車で実験してみました。

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楽勝か?これは大丈夫だろ!絶対イケる!

と、思ったら…

アレ⁈(゚∀゚)

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何でやねぇん(゚∀゚)!!

何か知らないですけど、本当に微妙に奥まで入りません…(^◇^;)メーカーサイトにある通り、これは本当にチェーンケース専用のロックリング回しなのか?と思い再び検証しました。


まず、チェーンケースのロックリングを工具に嵌めてみた。


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最高のフィット感!(゚∀゚)(゚∀゚)


当たり前ですが、寸分の狂いもなくピッタリと嵌りました。続いてBBのロックリング。

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(゚∀゚)(゚∀゚)!!

ハマらねぇ!!(笑)


そうなんです。どうやら本当に嵌まらないみたいです…(^◇^;)そこでさらに検証。こうなったら徹底的にサイズを測ってみよう。と言う事で、ノギスで計測してみました。


まずはチェーンケース用のロックリング。普通に考えたら、45.7ミリのはずですが…


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おぉ!!(゚∀゚)当たり前だが、ピッタリ45.7ミリでした。続いて大きい疑惑のBB用ロックリング。

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45.9ミリやんけ!(゚∀゚)

そうです。二つのリングを重ねると、一見同じように見えましたが、なんと、双方の差が0.2ミリあったのでした!(^◇^;)そりゃ入らんわな…


たった0.2ミリの差でも、工具の精度が良すぎるのか、キャパオーバーのようでした。と言うわけで、BB用のロックリングは0.2ミリ直径が大きい事が分かりました。


もしかしたら、BB用のロックリングのローレット加工の山?のせいで少しだけ直径が大きいのかもね。


一緒にしろや(゚∀゚)
さて、ここまで読んでいただきありがとうございます。結論として、


いや、0.2ミリって何の差なん?一緒にしたらええやん!


って事でした(笑)そりゃメーカーサイトも適合しないと書くわなぁ…


と言う訳で、HOZANの「C-135」ですが、YouTubeで頂いたコメントを返す形で回答すると、「BB用のロックリングはこの工具では安全に回せません!」と言うオチになりますね(^◇^;)


いや、でも勉強になりました!同じ考えで今後悩まれる方のお役にたてれば良いなと思い、この記事を書きました。また参考にしてください。って、こんなマニアックな記事の需要ってあるの?(笑)

※追記

ふと思いましたが、おそらく内側のネジは共通のはずですので、BBにチェーンケースのロックリングを付ければ、この工具でもイケる?と思うのですが、いかがでしょう(^◇^;)時間があればまた検証します。



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久しぶりに自転車工具の話をしようと思う。先日、こちらの動画でも述べましたが、


今年はオリジナル工具を作る!と意気込んでおりまして、その第一弾として、カートリッジB B外しの固定工具をリリースする予定です(^^)


そんなわけでありまして、研究対象として色々見ておかねばならぬと言う事で、BB関連の工具を買い漁りました。

HOZAN C-207


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HOZAN C-207です。形だけ見れば、なんじゃこれ?なんですが、主に一般車のBBワンを外す時につかいます。

どんなBBワンかと言うと、こんなやつ。

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これは左のワンです。通常この左側はハブスパナ等をかけて外すのですが、工具がかかる部分が浅すぎるので、固着している場合は大変なんですよね。そんな時にこの工具で回します。


パークツールからこんな工具も出ています。


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このように、左側は意外と他の工具でも大丈夫なんですが、やっかいなのは、一般車の右ワンです。



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たまに、いや、と言うかまぁまぁの確率で出会うこの形の右ワン。まさに唯一無二、オンリーワンの迷惑規格(笑)WEBを見ると、皆さん苦労して色んな方法で外しておられますね(^◇^;)

そこでこのHOZAN c208です。この工具の反対側はこうなっています。

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もうお分かりですね?この爪を嵌めて回す事ができる、頼もしいやつです。とりあえずこの工具があれば、ほとんどの一般車のBBは大丈夫です。もしもっと確実に回したい!と言う方には、さらにオンリーワンの専用工具、アレを使いましょう。

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一般車のBBワンを回すためだけに存在する、専用工具です(笑)これはHOZAN製では無いのですが、今でも通販で手に入ります。気になる方はどうぞ(^^) ※モノタロウにて販売中

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HOZAN C-208
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続いてはこちら。HOZANのC-208です。何の変哲もないカートリッジ式BBを取り外す工具かと思いきや、ポイントは右側のガイドです。

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少し見辛いかも知れませんが、上記のマニュアルのように、ガイドをシャフトにねじ込んで、その上で本体を取り付ける事によって、工具がブレずに力が入ります。

私が今回、工具開発に乗り出した発端となった工具です。ご存知の通り、カートリッジ式BBは固着している物を外そうとすると、とてつもないトルクが必要な時があります。

そんな時にこのHOZAN C-208等を使えば工具がブレにくくてよいのですが、この工具にも欠点があります。それは、

工具の横ズレ

です。固着したカートリッジ式BBを外す一番のポイントは、工具をしっかりBBの溝に嵌めて外れない状態をキープしながら、トルクをかける事です。

シマノやパークツールのカートリッジ式BB外しは、作業時に横方向に工具を固定しつつ、かなりの高トルクをかけなければならないのですが、ご存知の通り、作業中に工具が外れてイライラするんですよね…(^◇^;)

下手したら作業中に地面をパンチして、大怪我をします…(経験あり)

そこで皆さん色んな工夫をされており、代表的なのが、フィキシングボルトにワッシャーを通して抑える方法です。

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この方法なら工具が外れる心配が少なくて、確実にトルクをかけられます。固着したBBも取れます。

しかし!

この方法には欠点があり、完璧ではありません。まず、フィキシングボルトって結構短いんですが、ワッシャーを挟むと、ボルトのネジ山のかかりが浅くなってしまうので、下手するとネジをナメます(゚∀゚)

しかもですよ、頭の良い方なら気付くかと思いますが、この方法の場合、フィキシングボルトは奥までねじこんではいけません。わずかにガタが出るくらい緩めておかないと、外したBBの移動シロが無くなり、回せません(笑)

そのため、フィキシングボルトのネジ山のかかりがさらに浅くなる原因になります。

私が今回、工具開発第一弾として発表するのは、このカートリッジBB外しを押さえる専用の工具です!

何故かパークツールの印字
さて、上記で紹介したHOZANの工具「C-208」なんですが、買った工具を見てビックリ!


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あれ?この工具、パークツールのやん!何で?

紛れもなく、これはパークツールの「BBT-32」です。おかしい…HOZAN製なのになぜ?最初はメーカーが間違えて入れたのかと思いましたが、調べてみると、どうやらこの商品はデフォルトでパーク製のツールになっているようです(^◇^;)

HOZANのホームページでは、うまく印字を隠して商品写真掲載してますね(笑)隠蔽工作だ!(゚∀゚)(笑)

まぁでもご存知の通り、HOZANはパークツールの日本の総代理メーカーなので、問題は無いのですが、念のためシェアしておきます(^◇^;)

と言う事は、HOZANのこの工具はガイドにこそ価値があるんだね(笑)コスト削減の為でしょうか?上手いことやりますなぁ(笑)

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ペドロスの工具押さえ
ケミカル等で有名な「PEDROS(ペドロス)」ですが、過去にこんな素晴らしい工具を出していました。


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めちゃくちゃ地味な工具で、ショップ保有率も全国的にみて少ないかと思われます(笑)

使用用途はずばり、先程のフィキシングボルトとワッシャーの使い道と同じで、カートリッジBB外しを押さえるための物です。

細い方は、通常のカートリッジBBの軸に差し込みます。長さも十分で、これだけ有ればネジがしっかり噛み合い、ナメる事もありません。

この工具の素晴らしい点は、反対側の方です。

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段差が付いており、何に使うネジだ?と思うでしょうが、正解は「シマノのオクタリンク、ISISタイプ」の軸に対応していると言う事なんです!

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オクタリンク、今ではほとんど見かけませんが、マウンテンバイクや旧車なんかでまだたまにインストールされており、外す場面にも遭遇します。

写真の通り、ネジ穴がかなり大きくて細い方では入らないので、太い方をねじ込むわけです(^^)

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工具と合わせて使用するとこんな感じです。なるほど、これで工具を押さえる事によって、安定した作業が可能になるわけですね!(^^)

しかし!良く見てみると、致命的な欠陥が…


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デフォルトのワッシャー、小さすぎて工具押さえる事できてねえ!!(゚∀゚)(゚∀゚)(笑)

そうなんです。ノーマルカートリッジにしろ、オクタリンクにしろ、この工具の付属ワッシャーは何を思ったか、小さすぎるんですよね…

これでは工具を押さえる事ができない…結局ワッシャーは別途買うんかい!と言うのがこの工具の痛いところです…(^◇^;)

ただし、同社のカートリッジBB外しや、パークツールツールの「BBT-22」のようなタイプには使えます。

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(ライトウェイ、パークツールより引用)


しかし、先述した通り一部のカートリッジBB外しや、シマノの純正工具「TL-UN74」などには、ワッシャーが小さくて使えません。

そこで、今回わたしがリリースする予定の工具では、デザインは丸パクリして、ワッシャーを大きくしようかと思っています(笑)

そうすればシマノや、他メーカーの廉価なカートリッジBB外しにも使用できるようになりますので(^^)乞うご期待!

さて、最後に「HOZAN C-135」をご紹介しようと思いますが、長くなりすぎたので、次回に続きます(^^)






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