さて、転職活動をなさっておられる人の中に、転職回数について気になる方も多いと思います。今回は転職回数の悲しい社会的現実について考えてみたいと思います

1番切実に思うのが、どうしてこうも今の世の中は転職回数で人間性を測ろうとするのかです。転職回数が多い人間は甘い人間だとか、どうせ何事も長続きしないから駄目だとか。

考えてみればものすごく不自然じゃないですか?だって以前も述べましたが、高卒や大卒など社会人になってから、一番最初に就いた仕事が自分に合っている人なんて夢を叶えた人を除けば、極少数なんじゃないですか。

これは二回目の仕事に就いた時も適用される理論であって、何度も紆余曲折しながら自分に合っている価値観や生き方を模索していくものじゃないですか人間。

転職回数が多いのって極めて人間らしくて当然の事だと思います。転職回数が少ない方は、今の仕事が自分に合っている、又は我慢しながら今の仕事を続けているかのどちらかではないですか。

転職回数が多いのは若ければ若い程良いと思います。若いうちにもがきながら色んな事を体験して、自分の人生設計を立てて行く。何故社会はこんな若者達を応援する気がないんでしょうね!

少なくとも好きでもない仕事を嫌々している人達よりは、自身の可能性を探すチャレンジャーの方が生き生きしてると思います。

この問題は同時に人間の可能性を摘む悲しい問題ではないでしょうか。若くて才能がある人を、才能を発揮出来ない場所で燃え尽きさせる。こんな事で日本に明るい未来は無いのでは。

もっと社会が転職に寛容になって、むしろ「うちの会社では君の才能を発揮出来なかったけれど、きっと他に君達が輝ける場所があるはずだ。気にせず次の仕事で頑張れ。」と背中を押してあげるべきでは。

真の経営者って、自分達の事ばかり考えるのではなく、他人も気遣う事が出来る人物の事だと思うんです。

兎にも角にも、社会全体が今の思考のままでは、思い切り伸び伸び仕事ができる環境ではありませんね。

転職回数で悩んでいる皆さん、胸を張って堂々と面接に挑んで下さい!あなたは少し遠回りをしただけです(^∇^)