お久しぶりです。生きてますよ!(笑)
さて、今回は自身のYouTubeチャンネルでもお話したスプロケ交換の話をガッツリとします。
知人から、スプロケのカスタムの話で聞きたい事があると言われました。内容は、
「今、トップが12Tのギアにしているが、これを11Tにすべく、ネットで同じコンポの11Tギアだけ買って付けたのだが、変速がうまく行かず、チェーンが空回りする。どうして?」
と言った内容でした。要はトップギアだけ11Tにしたけど何かおかしいって事でした。同一グレード同一コンポの11Tの歯だったので、問題は無さそうに見えるカスタムですが、これの何が問題なのか本日はお伝えしますので、参考にして下さい(^^)
・トップだけ11Tにして、次のギアが13Tだと刃先が上手く揃わずチェーンが上手く掛からない。
これが問題です。下記の写真をご覧ください。

こちらは私の手持ちのスプロケです。歯数構成は12-25Tの10速です。黄色で囲まれた部分に注目すると、綺麗に刃先が揃っていますね(^^)これが正しい状態です。
それでは、これをトップのギアだけ11Tにしてみましょう。

するとどうでしょう。若干ですが刃先が左側にずれてしまっていますね。拡大して別角度でも見てみましょう。

少し分かりにくいですが、本来なら丸で囲まれた歯はそれぞれの線の延長線上にないといけないのですが、明らかに左側にずれていますね。
こうなってしまうと、チェーンが上手く掛からず、変速が出来ない事があります。私も実際この状態で一度ホイールを嵌めて変速調整を試みてみましたが、トップにするとチェーンの動きがぎこちなく、上手くいきませんでした。
普段特に意識はしていないかもしれませんが、シマノはここまで計算してしっかりと歯を作っているのです。
何気無い刃先ですが、全て緻密に計算されており、しっかりとした配置でないと、完璧に動作しないようにできているのです。この事実を知ると改めて感心しますね(^^)
・スプロケを丸ごとセットで交換する事
です。歯数がトップ11T、次のギアが13Tと飛んでしまっている事も今回の動作不良の一因ですので、11Tの次を12Tにすれば良いのです。
セットで購入すると、11-25T等の場合でしたら歯数構成が11の次は12、その次は13…と綺麗に刃先が並ぶようにできています。
これで万事解決です(^^)
あれ?となると2枚目のギアも単体で購入できるので、単体で12Tも買って付け替えれば良いじゃん。と思った方も居るかもしれませんが、それは無理です。こちらのシマノマニュアルを見れば分かりますが(例としてCS6700)

少し見辛いですが、そもそもシマノの場合、12-25と11-25を例にとっても分かりますが、そもそもが芋蔓式にスプロケを交換したとしても、結局構成が違ってくるので、全てのギアを交換するハメになるんです(笑)
同じ歯数でも品番が違うのがその証拠で、同じ構成グループでしか上手く刃先が揃わない設計になっているのがこの表から分かりますね(^_^;)
こうなると結構丸ごと買った方が早いですし、スプロケ単体となると割高になる事に加えて、歯ごとの在庫もあるかどうかが分からないので、揃うまで時間がかかります(笑)素直にセットを購入した方が早いですね(^_^;)
と言う訳で、トップギア含めて、ギアを一枚他の物に換える際は注意しましょう。そもそもがシマノがスプロケを一枚ずつ販売しているのは「補修パーツとして」が目的であり、ギア比を変えるためではありません(^_^;)あしからず。
・11速と10速のスプロケの違い
です。皆さんもご存知でしょうが、11速と10速ではチェーンの幅が違うので基本的には互換性はありません。(実は使えますが自己責任で)その為、もちろんスプロケの幅も良く観察してみると、幅が違ったりします。
例としてトップギアを比べてみましょう。

裏側を見てもさほど差は無いように一見見えますが、並べて横から見てみると…


ご覧のように、所々厚みが違います。う〜む、なるほど。ほんとに細かい所まで作り込まれているんですね。
細い11速用のチェーンが10速のスプロケで使えない事が何となくお分かりいただけたかと思います。繰り返しますが、逆に10速チェーンを11速スプロケで使うことは出来ます。ただし隙間ができるのでやはり変速性能は劣ります。自己責任でどうぞ。(もちろんシマノも推奨してません。)
さて、今回は自身のYouTubeチャンネルでもお話したスプロケ交換の話をガッツリとします。
知人から、スプロケのカスタムの話で聞きたい事があると言われました。内容は、
「今、トップが12Tのギアにしているが、これを11Tにすべく、ネットで同じコンポの11Tギアだけ買って付けたのだが、変速がうまく行かず、チェーンが空回りする。どうして?」
と言った内容でした。要はトップギアだけ11Tにしたけど何かおかしいって事でした。同一グレード同一コンポの11Tの歯だったので、問題は無さそうに見えるカスタムですが、これの何が問題なのか本日はお伝えしますので、参考にして下さい(^^)
トップだけ換えてもダメな理由として、トップギアだけ換えてもダメな理由
・トップだけ11Tにして、次のギアが13Tだと刃先が上手く揃わずチェーンが上手く掛からない。
これが問題です。下記の写真をご覧ください。

こちらは私の手持ちのスプロケです。歯数構成は12-25Tの10速です。黄色で囲まれた部分に注目すると、綺麗に刃先が揃っていますね(^^)これが正しい状態です。
それでは、これをトップのギアだけ11Tにしてみましょう。

するとどうでしょう。若干ですが刃先が左側にずれてしまっていますね。拡大して別角度でも見てみましょう。

少し分かりにくいですが、本来なら丸で囲まれた歯はそれぞれの線の延長線上にないといけないのですが、明らかに左側にずれていますね。
こうなってしまうと、チェーンが上手く掛からず、変速が出来ない事があります。私も実際この状態で一度ホイールを嵌めて変速調整を試みてみましたが、トップにするとチェーンの動きがぎこちなく、上手くいきませんでした。
普段特に意識はしていないかもしれませんが、シマノはここまで計算してしっかりと歯を作っているのです。
何気無い刃先ですが、全て緻密に計算されており、しっかりとした配置でないと、完璧に動作しないようにできているのです。この事実を知ると改めて感心しますね(^^)
さて、この問題を解決するにはどうするかですが、至ってシンプルな方法で解決します。それは、この問題の解決策はある?
・スプロケを丸ごとセットで交換する事
です。歯数がトップ11T、次のギアが13Tと飛んでしまっている事も今回の動作不良の一因ですので、11Tの次を12Tにすれば良いのです。
セットで購入すると、11-25T等の場合でしたら歯数構成が11の次は12、その次は13…と綺麗に刃先が並ぶようにできています。
これで万事解決です(^^)
あれ?となると2枚目のギアも単体で購入できるので、単体で12Tも買って付け替えれば良いじゃん。と思った方も居るかもしれませんが、それは無理です。こちらのシマノマニュアルを見れば分かりますが(例としてCS6700)

少し見辛いですが、そもそもシマノの場合、12-25と11-25を例にとっても分かりますが、そもそもが芋蔓式にスプロケを交換したとしても、結局構成が違ってくるので、全てのギアを交換するハメになるんです(笑)
同じ歯数でも品番が違うのがその証拠で、同じ構成グループでしか上手く刃先が揃わない設計になっているのがこの表から分かりますね(^_^;)
こうなると結構丸ごと買った方が早いですし、スプロケ単体となると割高になる事に加えて、歯ごとの在庫もあるかどうかが分からないので、揃うまで時間がかかります(笑)素直にセットを購入した方が早いですね(^_^;)
と言う訳で、トップギア含めて、ギアを一枚他の物に換える際は注意しましょう。そもそもがシマノがスプロケを一枚ずつ販売しているのは「補修パーツとして」が目的であり、ギア比を変えるためではありません(^_^;)あしからず。
さて、最後にどうせなら覚書も兼ねて少し補足しておきましょう。内容は、おまけ
・11速と10速のスプロケの違い
です。皆さんもご存知でしょうが、11速と10速ではチェーンの幅が違うので基本的には互換性はありません。(実は使えますが自己責任で)その為、もちろんスプロケの幅も良く観察してみると、幅が違ったりします。
例としてトップギアを比べてみましょう。

裏側を見てもさほど差は無いように一見見えますが、並べて横から見てみると…


ご覧のように、所々厚みが違います。う〜む、なるほど。ほんとに細かい所まで作り込まれているんですね。
細い11速用のチェーンが10速のスプロケで使えない事が何となくお分かりいただけたかと思います。繰り返しますが、逆に10速チェーンを11速スプロケで使うことは出来ます。ただし隙間ができるのでやはり変速性能は劣ります。自己責任でどうぞ。(もちろんシマノも推奨してません。)