2017年02月

姉が使っている自転車が運ばれて来ました。

「漕ぐのが重い。何とかして。」

と言う依頼。

以前簡単に整備は済ましたのだが、時間の関係上全てオーバーホールはしなかったので、今回はがっつりオーバーホールをしてあげようと思って預かった。

前ハブは玉当たり調整もしたのだが、後ろはしてなかったので、今回はリアハブのグリスアップから。

今回は、写真を交えながら、リアハブのオーバーホールの仕方を説明して行こうと思います。



まずは後輪をはずし、ブレーキの本体を留めている薄いネジを外します。サイズは17ミリ。しかし、ここで注意点があります。このネジを外すだけならば簡単なことなのですが、後輪をネジを回すときに、反対側のネジが供回りしてしまいます。そこで、このような工具を使います。



この工具は、ハブ芯棒掴みと言い、このように、名前のまんまですが、ハブの芯棒を掴んで、芯棒の供回りを防ぐ工具です。

この工具で、ハブの芯棒を掴みながら、ネジを回し、ブレーキ本体を外します。こんな感じ。

ネジを回し、ブレーキ本体を外すとこのようにブレーキドラムが出て来ます。
そして、このネジを回して中を開けていきます。

この際に、15ミリと17ミリのハブスパナと言う工具を使います。それらをこのように2つかけて、根元の15ミリの方を固定しながら上の17ミリのネジを回すと緩みます。

この2つのネジを回して外すと、ベアリングが収まっています。ここまで来ると反対側からシャフトを抜く事が出来るのですが、ここで必ず注意してほしい点があります!

それは、必ず金属トレーなどを用意し、ベアリングを無くさないようにする事です。シャフトを抜く際に、グリス切れを起こしている中のベアリングが、急にバラバラと落ちてきます!

無くさないのは当たり前と言えば当たり前の事なのですが、このオーバーホールで一番やりがちな事は、ベアリングの紛失だったりします(笑)

特に野外で作業している場合、小さなベアリングを見失うと、発見が非常に困難ですので注意が必要。

ブレーキ側の2つのネジを外すとシャフトが外れるのですが、まだ敢えてシャフトを抜かず、先にブレーキ側のベアリングをトレーなどに移してから、シャフトを押さえながら反対側を向けて、次にギア側からシャフトを抜くと安全です。

ちなみにシャフトを抜くと、片方にはネジが付きっぱなしになりますが、それはそのままにしておくのがポイントです。こちらのネジも緩めてしまうと、シャフトの位置が変わってしまい、調整が大変です。ネジはブレーキ側か、ギア側のどちらかを緩めると覚えておきましょう。

さて、長くなりそうなので記事を分割します。次回からは、外したシャフトを洗浄し、グリスアップする様子をお伝えしていきます。



自転車の話と言っても特別マニアックな事を語る訳では無い。

まぁいつも語っている事と変わりは無いのだが、接客していて思う事を。

この間一本の電話がありました。

「すいません、パンクしたんですけど、他の近くの自転車店が定休日だったので、そちらに伺いたいのですが。」

私はこの質問に快く答え、来店を待っていた。

しかし他のスタッフに一言言われた。

「電話受けたお客さんって、一般車の方?それなら修理を断って欲しい。うちはロードバイクとクロスバイクの取り扱いしかないから、一般車の修理は無理。そもそも、一般車のパンク修理をする道具も無いしね。 」

だってさ(・Д・)

まぁよくあるおきまりのパターンなんだろうけど、困っている客に対して申し訳ない気分になるね。

自転車店の本当の役割ってなんだろう。もちろん自転車の魅力を伝え、一緒に自転車を楽しむのは構わない。

だけど、プロショップだろうがなん何だろうが、社会人貢献度で言えば、一般車の修理を断るのってどうなんだろう。

私達は一般車のパンク修理なんて出来ませんよ。技術的に無理ですよ。って声高に言っているようなものではないか。

もちろん客の無茶振りに無理して応える必要も無いし、儲けを追求する事も悪い事ではない。

だけど、もし自分が自転車店をやるのなら、やっぱり車種のハードルを作りたくないなと思う。

断ったお客さん、ごめんねm(__)m


先日、新入社員の私の為に、歓迎会なるもの催され、交通費が実費で行って来ました実費で!(笑)

まぁそこは良いとして、他店舗のスタッフと初の顔合わせだった事もあり、どんな人々かと思いながら参加した訳ですよ。

しかし、皆が集まるや否や、仕事に関する話ばかりで、会の途中でも関連商品の話ばかり…

「休み返上してまで参加してるのに、仕事の話しかしないのか?もっと他に話す事無いのかなぁこの人達(笑)」

なんて失礼な事を思いながら美味しくご飯だけいただきました(笑)

別に飲み会で、仕事の話をするなとは言わないが、皆が皆、タイミングを計るように、間を持たす為に仕事の話しかしない。

そんな飲み会あなたは楽しいですか?(笑)もっと仕事以外の話のレパートリーが無いのかな。

何と言うか、人間としての面白味が無いのですよ。この人達と付き合って行くと言う事は、プライベートでも仕事の話しかしないのかなぁと思うと、少し悲しくなったのでした。

大学生のアルバイトの子達も来てくれていたのだが、その子達がまぁ仕事の話とはいえ盛り上げていてくれたから、まだ良かった(笑)

実質その子達が居なかったら、堅苦しい仕事の話ばかりしていたのかと思うと、何だかなぁと思いました。

まぁご飯だけ美味しくいただけたので、そこだけは良かった(笑)

某自転車プロショップで働き始めて約二週間。あかんなぁって思う事を言ってみようか。

そろそろ私もクロスバイクの組み立てを始めたのだが、シートポストに最初リフレクター付いてますよね。あれを何と組み立て時に外して、捨ててるんですよ(´⊙ω⊙`)

おいおい、正気か?と思った。これって色々大問題ですよ。道交法では自転車は一応後ろのリフレクターは付けなければいけないはずなんだけど、それを何故外す⁉︎

まぁリアのライトをなるべく買ってもらう為だろうけど、それとこれは別。付属品で付いて来る物を、最初から無かった事にして販売するのは、詐欺に近いんじゃないか?

昔量販店で勤めていた時も、エントリーモデルのジャイアントのマウンテンバイクを買った時に付いて来る、ナンバー式のカギを店長がこっそり抜いていた事がある。カギを売る為だろう。

表向きはお客様の為とかどうとか言う癖に、そんな事してていいの?まぁ客にバレた場合知らんけど。

皆さんはバイクを買う時に注意してください。リフレクターはバイクによっては最初から付いていない物もありますが、付いているバイクもあるので必ず確認を。そこで嘘を付くような店とは今後付き合わない方が良い。


仕事を変わり、今では自分の好きな自転車を売っている。

結構お高めな自転車が多く、客もそれなりにお金持ちの方も多い(笑)

と言う事もあり、そこでの接客はそれなりのクオリティが求められている。

で、本題に入りますけど、うちの店、客が物を買おうが買わまいが、手の空いてるスタッフは全員客を見送る。

まあ、普通に見送るだけならそれは別に構わないのだが、うちの店では、客の姿が見えなくなるまで見送るのである。場合によっては2、3分ずっと無言で客の背中を遠くでみつめながら見送る。

いやぁ、これやりすぎだよ(笑)

客をもてなすのは分かるけど、正直ずっと見られて居る方も嫌だし、周りの通行人からしたら、なんだあいつら?ってなっちゃってますから(笑)

うちの店は駅前のロータリーの近くの店なので、人通りも多いのだ。

丁寧に接客しなければならないのは分かる。だけど、やり過ぎも良くないと思いますけどね。

皆さんはどうです?ずっと姿が見えなくなるまで見つめられたいですかね。

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